Blue Drop

秋の新番組をすべてチェックなんてできっこないので、Webで情報収集しつつ幾つかに目星をつけていたわけですが、やっぱり、というか、なんというか、Blue Dropに引っかかってしまいました。
少女たちの心理をきちんと押さえつつ学園生活を描く日常パートから、超科学的メカや異星人(?)の登場する非日常パートへの唐突な転換が、ノスタルジックなジュヴナイル小説のようで良い感じです。
主人公が通うことになるのが良家の子女が集う全寮制の学園だったりするのも、女の子版ギムナジウムものっぽい香りがして個人的なツボに入りました。
公式ページのクロニクルで確認したら設定上の年代は1999年のようですが、不良少女的キャラがちょっと長めのスカートを着ていたりと、ちょっぴり「昭和の香り」をふりかけて懐かしさを演出している感じがします。
ただ、少し違和感を感じた点があったとすると、それは戦艦「Blue」に関してですね。
主要登場人物はほぼ女性だけなのに、戦艦が画面に出てくると「男の子」をそこにどうしても感じてしまうのですね。
戦艦という存在自体がマッチョ的というかファルス的というか、そんな感じがするものなのかもしれませんが。
「空飛ぶオウムガイ」といった印象で優美で女性的なシムーンアルクス・プリーマとは真逆で、どっちかというと礁国飛行機械の禍々しさに近い感覚。
そこに異星人たちの本質が表現されていたりするのかな、とか思ってみたり。
若竹さんの過去も気になるし視聴続行の予定。