いろんな意味でやっちゃった感の漂う今回。
ユーリカのアレはDVDでは修正無くなるんですよね?(しらんがな)
前回、鬼梗さまのせつなさあふれるジュナとのやりとりを放映した後(作品内時系列では前だけど)で、グルメ対決マンガなみのリアクションを鬼梗さまにさせてしまうスタッフはどうみても頭オカシイです。(誉め言葉)
あと二枚目ぶった行動がことごとく上滑り、空回りするパル彦が愛おしい。
それはともかく、由美子の入った風呂の残り湯を湯たんぽに入れ、抱きかかえて眠る桃香
この場面での鬼梗さまおよび胡蝶三姉妹の会話などからも、桃香が人形を依り代とした人ならざるものであることが確定しそうです。
二宮会と蓮会の対立の日常も、馬鹿馬鹿しさにあふれるお菓子対決も、三姉妹や桃香の未来を知る鬼梗さまの目には、それとは知らず短い生を駆け抜ける儚き者どもの一瞬のパーティ、終わることがわかっている夢のようなもの。でも、だからこそ、ヨゴレを厭わず鬼梗さまは生真面目に彼らと向き合うのでしょう。
「この世界がいつかは幻に変わる」
それは、たぶん、彼らだけじゃない。
私たちの「この世界」だって胡蝶の夢かもしれない。
それでも虚しさに向かうことなく、この世界を意味あるものに変える何か。
その何かのため、僕たちは、ためらってはいけないんだよね。きっと。