逆らう女

もう、どこからツっこんで良いものやら。
真下度の高かった前回は、本当に細部に渡って丁寧に練り込まれている完成度の高い回だったわけですが、変態くんをはじめとする魅力的な他のキャラ、いえっさ、タコス、などなど一週間のおあずけ状態だったことも事実。
そんな視聴者のおあずけ感を払拭するサービス、サービス、大サービスな今回。
とりあえず、「これがJapanese Style」と、颯爽と全裸で入浴していたブルーアイズの後ろ姿に、思わず手を合わせて拝みたくなりました。
ところでブルーアイズとその下僕1号2号、君らそんなにのんびりしていていいのか?
ストーリー的には、ローゼンバーグが失脚し、リカルドは解雇、ブルーアイズはナディとの契約を完了し成功報酬を支払おうとするのだけれど、ナディは拒絶。
ナディはブルーアイズとの契約を破棄し、エリスと共に南を目指すことが明確になる、というわけで、慌ただしく事態は変化しているわけですが、そんなことより、ナディの上げ底水着とエルエーの変態的弾よけで頭がいっぱいデスよね?
さて、目隠しチェスを難なくこなすローゼンバーグ。
彼は今回のこの事態の中にあっても勝利を確信している模様。
チェスといえばアルテナ様が思い出されますが、ローゼンバーグも人間心理に通じ、他人の動きを読みきり、手駒のごとく操る才能があるようです。
(それは前回「メイプルリーフ」の中でも描かれていました。)
おそらく、ここまでのリカルドの役割とは、「魔女会議」側にエリスが回収されるのを阻止することではなかったでしょうか。
ローゼンバーグが必要としていたのは、ナディがエリスの出生の秘密を知ること。
それが(「隠す女」の回において)果たされた今、ナディがブルーアイズとの契約を破棄しエリスとの旅を続けることは、ローゼンバーグにとって、予定通りの行動と言えるのかもしれません。

ところで、エル・カザドは実に親切な造りになっているなぁ、と感じるわけです。
前回のような真下度の高い演出の話がある一方で、真下純度が高すぎると脱落しそうな層にも受け入れやすい今回のような話も用意しているからです。
(誤解の無いように言っておくと、鬱エンド=真下純度高い、ではないと思ってます。真下的演出というべきか。)
私のように良く訓練された真下ファンになってしまうと、もっと真下純度高くても構わないよ、とか思ってしまうのですが。
来週はタコス分の補給の模様。