かわいい嫁さんで良かった・・・。
な?パル彦?

・・・おめでとう・・・
・・・おめでとう・・・
・・・おめでとう・・・

・・・塩味コーヒーにだけは慣れておけ。相手に失礼だからな。

・゚・(ノД`)・゚・
誰もが、あのヘタレパル彦の(やっと来た)主人公回であると疑わなかった今回。
でも、一番活躍したのは、鬼梗さまですから!(切腹)←古い

パル彦マニア的「良かった探し」をあえてすると、パル彦のそれなりにカッコイイ表情の伺える絵や構図が比較的多かったのは、そのスジの方々にはよろしかったのではないでしょうか。(どのスジだ。)
ストーリーとの絡みの点では、

あ、ドッコイ

な、感じで空回ってます。いつもより余計に空回っております。

編入してきたばかりの桃花を、桃香とともに桃歌台高校ぷちツアーに連れ出す真琴。
「過去たちの幻想暗夜行路」(?)に巻き込まれぬように、しっかり上津未原のルールを知らなければならない、とカンペを読みながら力説する真琴です。
桃香は嫌がっていますが、真琴が夜なべして作ったウサギさんツアーバッジを強制装着し、校内巡りに繰り出すことになります。
図書館で嘘くさい上津未原の歴史を真琴から聞かされたりした後、鬼梗を見かけた桃花たち。
「生ける伝説」(真琴談)
であるところの鬼梗の取り巻きは、なにやら勝手に騒いでいる様子。
胡蝶三姉妹も鬼梗さまの立ち振る舞いで、天気予報できるとか適当なことを言っています。
ついでに作画もちょっぴり適当風味。(コラ!)
そして降り始める天気雨。
天気雨はキツネの嫁入りの先触れとも言われます。
キツネの嫁入り・・・。嫁っ?!」
そして回り始めるパル彦の妄想ヘリカルモートリス。
ノンストップパル彦、GO!GO!
キミが桃花をどんな目で見ているのかよくわかった。
パル彦のドッコイを華麗にスルーした桃花たちは「過去たちの幻想暗夜行路」に遭遇してしまいます。
そのキツネの面の下からのぞくのは常世にすまう者どもの素顔。
魅入られた桃花はフラフラとその列に引きつけられていってしまいます。
鬼梗さまに助けを求める桃香たち。
鬼梗さまも上津未原にうごめく亡者どもの気配を感じ取っていたようです。
鬼梗さまはホバー移動というか、ローラーダッシュというか、あの移動方法がデフォルトなのでしょうか?
はっきり足許が描写されないぶん気になります。
「あちら側」への扉を開くため、扇片手にノリノリで踊りまくる鬼梗さま。
パル彦、全然画面にでてこないよ、パル彦。ここからが今回の山場なのに。
魅入られたまま、亡者どもの嫁入りにつきあっている桃花。
しかし真琴のウサギさんツアーバッジに微かに反応します。
それは真琴が作ってくれた思い出。桃花にとって「こちら側」と桃花をつなぐ唯一の品。
そして鬼の面をつけた鬼梗さま登場。常世の者どもを蹴散らします。
アクションからギャグまでこなす鬼梗さまは素敵な方です。本当に。
桃花を抱き、戻ってくる鬼梗さま。
「この者には歴史がない。」
と、鬼梗さまは言います。だから幻の歴史に心を奪われた、と。
「これから歴史を作っていけばよい。まだ御霊としては稚児も同然。気をつけろ。」
とも。
さて、
パル彦の嫁の件ですが・・・。
ヘタレと呼ばれながらも「モモカ」の許嫁という立場が物語の要として評価されてきた面の否めないパル彦。
でもその誤解が解けた(?)今、パル彦株大暴落なのではないかと心配です。
うん、でも可愛い嫁さんじゃないか。
パル彦もまんざらではなさそうだし。
桃香もこっそり試していた塩味コーヒー。
気になってググってみたらエチオピア流のコーヒーの楽しみ方だったのですね。
なるほど。
桃花はそれを知っていたというより、味覚におおらかなだけかもしれませんが。
ところで、上津未原に住む前にどこに住んでいたか思い出せない桃花。
桃花が由美子によって生み出された存在だったとして、産み出される事になった理由は明かされるのでしょうか?
その理由のあるなしにかかわらず、この世に生を受けてしまったものは、逃れようのない時の流れの中に放り込まれます。
肉体は滅びることのわかっている時限装置。しかし、鬼梗さまが香のかぐわしさに感嘆したように、心と肉体が伴っているからこそ知ることのできる世界があります。
そして、流れゆく時は、同時に、何者にも代え難い思い出を残して去ります。
桃花と桃香の過ごした一年の時間。
それを遡る旅もあとわずか。
なんだかんだと誉めたり貶したりしながら併走してきた私たちにもゴールが見えてきた・・・のかな?。
次回は「綾」。
あのシルエットは章子なのか?