Blue Drop 視聴終了

なんだろう。このツライ感じは。
おもえば、マミーナが死んだときもこんな感じだった。
(あの時は「嘆きの詩」があったから救われた。岡田磨里さん、ありがとう。)
特攻で終わってしまったこの物語を、受け入れたくない気持ちが、心のどこかにある。
どことなく、もやもやとした気持ちを感じながら、それが何なのか、すぐにはわからずにいた。
そして、なんとなく桃華月憚を見返し始め、桃香が桃花の制服を抱きしめながら消滅するシーンまできたときに、ようやく、そのもやもやの正体に気がついた。
そうだ。ぼくは若竹マリさんに泣いて欲しかったのだ、と。
萩乃を失った悲しみを、その嘆きを、劇中で表現して欲しかった。
僕らの代わりにマリさんは泣いてくれるはずだった。
(変な物言いではあるけれども。)
そしてクライマックスに向けてキリキリと緊張していったココロが、悲しみの表出によって解放されるはずだった。
そこにカタルシスがあるはずだった。
なのに。
だから、なんだか、ツライ。
この物語が萩乃の特攻によって終わる悲劇だと考えると、
若竹さんの「希望の種を蒔く者」というセリフも、
みっちーの「幸運のおまじない」という言葉も、
その後の若竹さんについての言及が皆無であることも、
微妙にズレている気がするのです。最終回のあの場面に限って。
もしこれらが「実は萩乃は生きていた」という後日談の前振りであったりしたその時は、思念凝結兵器を秋田書店に向けて放たざるを得ない。ヽ(`Д´)ノ