諍う女

エルエー、マネキン相手に何してますのー。
ちょっとした行き違いでサンチェス(「嘘つく女」の回)にもらったキーホルダーを壊してしまってから、微妙な空気になるナディとエリス。
二人は引退した作家が一人で切り盛りするトウモロコシ畑に囲まれた宿に泊まり、そして・・・。
様々な伏線がちりばめられ、かつ、不思議エピソードと相まって謎だらけの今回。
リカルドの忘れたい過去とは何か?とか、
ウィニャイマルカの真実を知ると、ナディが悩み苦しむことになるというブルーアイズの警告の意味は?とか、
精霊ココペリがエリスに見せたトウモロコシ畑の間を一人で歩く幼いナディと幼いエリスが出会うシーンは現実の記憶なのか?それとも幻の風景なのか?とか。


それにしても、とてもさりげない描かれ方なんだけど、ナディのココペリの笛のエピソードはとっても悲しい話だな、と。
トウモロコシ畑の中の道を一人で歩き、笛を練習する幼いナディはなぜそんなにもココペリに会いたかったのか?
それはたぶんココペリが母親の記憶へとつながる存在だったからなんだろうね。

精霊ココペリが見せてくれた幼いナディとの出会いで、素直な気持ちを取り戻したエリス。

「ナディと私は仲良しだよね?」
「ばーか。当たり前でしょ?」

そしてウィニャイマルカの真実がなんであれ、エリスを守り抜こうと決意するナディ。

「天使と暮らす男」にも似たやりとりがありましたが、あの時よりももっと深く分かちがたい絆でナディとエリスが結ばれていることが示されたエピソードでした。

しかし変態マスターはこのところずっとメリッサといちゃいちゃしてるだけだな!

今回のスペシャルゲストは「奥様は魔女」のナレーションで有名な大御所、中村正氏。
魔女つながり?
優しく、どことなく郷愁をさそう声が精霊?役に素晴らしくはまっていました。
なんとなく大御所出演&金巻脚本は良回になるの法則、というのを思いついた。